日本とつながる中華曲
日本の歌謡曲がカバーされた楽曲、日本でヒットした中華曲、 日本とゆかりのある歌手たち。二つの音楽文化の美しい架け橋を紹介します。
日本の曲のカバー・翻唱
日本の歌謡曲やJ-POPが中華圏でカバーされた楽曲。原曲との聴き比べも楽しめます。
月色眼內浮
1980年リリース。五輪真弓の楽曲の広東語カバー。「瞳に浮かぶ月光」という美しいタイトルで、五輪真弓の繊細なメロディを徐小鳳の深みのある歌声で表現した。
歌聲暖我心
ゴー・シン・ヌン・ンゴー・サム
1980年リリース。山口百恵「ララバイ」の広東語カバー。「歌声が心を温める」というタイトルで、山口百恵の引退前の名曲を徐小鳳が包容力のある歌声でカバー。徐小鳳のベテランとしての歌唱力が光る。
行蹤不要問
ハン・ジョン・バッ・イウ・マン
1980年リリース。久保田早紀「異邦人」の広東語カバー。「行方を聞かないで」というタイトルで、久保田早紀のエキゾチックな名曲を徐小鳳が神秘的な広東語ポップスに変換。「異邦人」は日本でもミリオンヒットとなった名曲。
忘不了您
モン・バッ・リウ・ネイ
1982年リリース。五輪真弓「恋人よ」の広東語カバー。失恋の深い悲しみを訴える情感豊かなバラードで、五輪真弓の名曲を譚詠麟が圧倒的な歌唱力でカバーした。80年代初頭の香港ポップスを代表する一曲で、日本の歌謡曲が香港に広がるきっかけとなった作品。
把握
1982年リリース。小林旭の楽曲の広東語カバー。「しっかり掴む」という前向きなタイトルで、日本の大御所・小林旭の楽曲を香港の大御所・羅文が堂々と歌い上げた。
初戀
チョー・ルン
1983年リリース。村下孝蔵「初恋」の広東語カバー。初恋の甘酸っぱい思い出を歌った楽曲で、日本のフォークソングの名曲を林志美が透明感のある歌声でカバー。80年代香港女性歌手による日本カバーの代表作。
奮鬥
ファン・ダウ
1983年リリース。日本の楽曲の広東語カバー。「奮闘」をテーマにした力強い楽曲で、香港の実力派女性歌手・甄妮のパワフルな歌唱が光る。80年代香港の女性歌手による日本カバーの好例。
晚秋
ワン・チウ
1983年発表。「晩秋」の寂しさと美しさを歌った季節感あふれるバラード。秋の深まりとともに募る思いを、徐小鳳のしっとりとした歌唱で表現。日本の演歌にも通じる哀愁が広東語で見事に結実した作品。
此情不再
1983年リリース。五輪真弓の楽曲の広東語カバー。「この想いはもう戻らない」という切ない失恋ソングで、五輪真弓の繊細なバラードを林志美の透明感ある歌声で表現した。
漫步人生路
マン・ブー・レン・シェン・ルー
1983年リリースの広東語楽曲。中島みゆき「ひとり上手」のカバーで、人生の旅路を前向きに歩む決意を歌った。香港での鄧麗君の代表曲の一つとして、卒業式や人生の節目に歌われることが多い。
為何對她冷冰冰
1983年リリース。中島みゆき「かもめはかもめ」の広東語カバー。「なぜ彼女に冷たくするのか」というタイトルで、中島みゆきの名曲を羅文が男性の視点から切なく再解釈した。
童年時
トン・ニン・シー
1983年リリース。根田成一の楽曲の広東語カバー。幼い頃の思い出を懐かしむノスタルジックな楽曲で、張國榮の初期キャリアにおける爽やかなポップスの一つ。
雨夜鋼琴
ユー・イェ・ゴン・カム
1983年リリース。西崎みどり「雨宿り」の広東語カバー。雨の夜にピアノの音が響く情景を歌った楽曲で、林志美の美しい歌声がロマンチックな雰囲気を醸し出す。80年代香港ポップスの隠れた名カバー。
風繼續吹
フォン・ジー・シュー・チュイ
張國榮の出世作。山口百恵「さよならの向こう側」の広東語カバーで、1983年のリリース当時、譚詠麟の全盛期の中で張國榮が一躍スターダムにのし上がるきっかけとなった。哀愁漂うメロディと繊細な歌声が完璧にマッチし、香港ポップスの金字塔。
H2O
エイチ・トゥー・オー
1984年リリース。沢田研二の「TOKIO」の広東語カバー。都会的でスタイリッシュなアレンジが特徴で、沢田研二の代表曲を張國榮が独自のセンスでカバー。80年代の日港音楽交流の象徴的な一曲。
monica
1984年リリース。吉川晃司「モニカ」の広東語カバーで、張國榮をスターダムに押し上げた出世作の一つ。アップテンポなダンスナンバーで、当時の張國榮の若々しい魅力が爆発した80年代を代表するポップスヒット。
不羁的風
バッ・ケイ・ディック・フン
1984年リリース。大沢誉志幸が作曲し、吉川晃司が歌った「La Vie en Rose」の広東語カバー。自由奔放な風のように生きる男の姿を歌った張國榮の初期の代表曲。同年の「Monica」と並んで張國榮をトップスターに押し上げた。80年代香港ポップスの青春の輝きを象徴する一曲。
傷心劇院
1984年リリース。中森明菜の楽曲の広東語カバー。「悲しみの劇場」というタイトルで、80年代アイドルの女王・中森明菜の楽曲を林志美が澄んだ歌声で切なくカバーした。
南風
ナム・フォン
1984年リリース。中森明菜の「南風」の広東語カバー。南風に乗せて恋心を歌った楽曲で、日本の人気歌手・中森明菜の楽曲を譚詠麟が男性目線で再解釈。80年代の日港音楽交流の好例。
愛慕
オイ・モウ
1984年リリース。西城秀樹の楽曲の広東語カバー。憧れと慕情を歌ったロマンチックなナンバーで、日本のトップアイドル・西城秀樹の楽曲を張國榮がスタイリッシュにカバーした。
愛火
オイ・フォー
1984年リリース。上田正樹の楽曲の広東語カバー。燃え上がる愛の炎をテーマにした情熱的なナンバーで、張國榮の若さあふれるボーカルが印象的。80年代香港と日本の音楽交流を示す一曲。
烈火邊緣
1984年リリース。西城秀樹「Rain Of Dream」の広東語カバー。「烈火の縁」というタイトルで、西城秀樹の情熱的な楽曲を張國榮がダイナミックに歌い上げた。
營火
1984年リリース。桑田佳祐の楽曲の広東語カバー。「キャンプファイヤー」という温かいイメージのタイトルで、サザンオールスターズの桑田佳祐が生み出したメロディを林志美が爽やかにカバーした。
相識過亦是朋友
1984年リリース。竹内まりやの楽曲の広東語カバー。「知り合ったのもまた友達」という大人の別れを歌った楽曲で、竹内まりやのシティポップを林志美が香港的な叙情で表現した。
酒紅色的心
ジャウ・ホン・シッ・ダ・サム
1984年リリース。玉置浩二の「ワインレッドの心」の広東語カバー。安全地帯の日本での大ヒット曲を譚詠麟が香港に紹介した。80年代の香港ポップス全盛期を象徴する楽曲で、都会的でロマンチックなサウンドが当時の香港と完璧にマッチした。
雨夜的浪漫
ユー・イェ・ディ・ロン・マン
1984年リリース。布施明の「fantasy」の広東語カバー。雨の夜のロマンチックな情景を歌った楽曲で、譚詠麟の甘い歌声が魅力的。80年代の日本歌謡とカンポップの幸福な出会いを象徴する一曲。
霧之戀
モウ・ジー・ルン
1984年リリース。高橋真梨子「for you…」の広東語カバー。霧の中の恋を幻想的に歌った譚詠麟の代表曲の一つ。十大中文金曲を受賞し、「譚校長」が香港歌謡界の頂点に立つきっかけとなった。日本の楽曲を広東語ポップスに昇華させた80年代の名作。
不裝飾的眼淚
バッ・ゾン・シッ・ディ・ンガーン・ロイ
1985年リリース。日本の楽曲の広東語カバー。飾らない涙をテーマにした楽曲で、梅豔芳の演技力のある歌唱が光る。彼女のバラード歌手としての実力を示した初期の代表作。
似水流年
チー・ソイ・ラウ・ニン
1984年リリース。喜多郎のシンセサイザー音楽の影響を受けた楽曲で、同名の映画主題歌。「水のように流れゆく年月」をテーマに、梅豔芳が人生の無常と美しさを歌い上げた。日本の音楽家・喜多郎のサウンドが香港映画音楽に与えた影響を示す重要な作品。
孤身走我路
グー・サン・ジャウ・ンゴー・ロウ
1985年リリース。山口百恵「This Is My Trial」の広東語カバー。山口百恵が引退コンサートで歌った楽曲を、梅艷芳が「我が道をひとり歩く」という強い意志を込めてカバー。梅艷芳自身のキャリアを象徴するかのような力強いナンバー。
愛情陷阱
オイ・チン・ハム・ゼン
1985年リリース。宮里久美の「背中ごしにセンチメンタル」の広東語カバー。80年代香港ポップス黄金時代の譚詠麟を代表するヒット曲で、恋愛の罠に落ちる心情をドラマチックに歌い上げた。日本のアイドルポップスを香港の大人のバラードに昇華させた名カバー。
戀愛交叉
リュン・オイ・ガーウ・チャー
1985年リリース。郷ひろみの「How many いい顔」の広東語カバー。恋愛の交差点で揺れる心を歌ったポップチューンで、郷ひろみのキャッチーな楽曲を張國榮がアイドル全盛期にカバーした。
曼珠沙華
マン・ジュ・サー・ワー
1985年リリース。山口百恵「曼珠沙華(まんじゅしゃげ)」の広東語カバー。彼岸花を意味するタイトルの通り、情熱的でどこか妖艶な雰囲気の楽曲。梅艷芳が敬愛する山口百恵へのオマージュとして歌い上げた力作で、両者のカリスマ性が共鳴する名カバー。
每一步
ムイ・ヤッ・ボウ
1982年リリース。海援隊「思えば遠くへ来たもんだ」の広東語カバー。「一歩一歩」という人生の歩みをテーマにした楽曲で、武田鉄矢率いる海援隊の名曲を徐小鳳がしみじみとした広東語バラードに仕上げた。
無形鎖扣
モウ・イン・ソー・カウ
1985年リリース。因幡晃の「涙あふれて」の広東語カバー。目に見えない鎖で繋がれた恋心を歌った楽曲で、因幡晃の繊細なバラードを張國榮が深みのある歌声でカバーした。
珍重
ジャン・チョン
1985年リリース。森昌子「いつまでも〜愛彩川〜」の広東語カバー。別れ際に「お元気で」と相手を思いやる気持ちを歌った繊細なバラード。譚詠麟の優しい歌声が、切なくも温かい別離の情景を描いている。
觸電舞
1985年リリース。南佳孝「Monroe Walk」の広東語カバー。「感電ダンス」というユニークなタイトルで、南佳孝のシティポップの名曲を譚詠麟が軽快なダンスナンバーに仕上げた。
誰令你心痴
シュイ・リン・ネイ・サム・チー
1985年リリース。小林明子の「恋におちて -Fall in love-」の広東語カバー。「誰があなたを夢中にさせたのか」と問いかけるラブソングで、ドラマ主題歌として大ヒットした小林明子の原曲を張國榮が男性目線で再解釈した。
迷惑我
1985年リリース。小林明子「恋におちて -Fall in love-」の広東語カバー。「私を惑わす」というタイトルで、80年代日本の大ヒット曲を張國榮が魅惑的に歌い上げた。
Born free
1986年リリース。谷村新司の楽曲の広東語カバー。自由に生きることを高らかに歌い上げた楽曲で、谷村新司と深い親交を持つ譚詠麟ならではの説得力ある歌唱が光る。
八十歲後
バッ・サッ・ソイ・ハウ
1986年リリース。森進一の「冬のリヴィエラ」の広東語カバー。「80歳を過ぎても」という壮大なテーマで、永遠の愛を誓う楽曲。大瀧詠一作曲の原曲の哀愁あるメロディーを譚詠麟が温かく歌い上げた。
冷風中
1986年リリース。玉置浩二の楽曲の広東語カバー。「冷たい風の中で」という切ないタイトルで、玉置浩二の叙情的なメロディを陳百強が繊細な歌声で表現した。
夢伴
モン・ブン
1986年リリース。近藤真彦の「ハイティーン・ブギ」の広東語カバー。梅豔芳のアイドル路線を象徴するポップチューンで、日本のアイドルソングを香港の女性歌手がダイナミックにカバーした珍しい例。梅豔芳の多才さを示す楽曲。
安娜
アンナー
1986年リリース。甲斐バンド「安奈」の中国語カバー。甲斐バンドのロック色の強い原曲を費翔がポップバラードとしてカバー。アメリカ育ちのハーフ歌手・費翔が日本のロックを中華ポップスに持ち込んだ異色の一曲。
愛將
1986年リリース。近藤真彦「大将」の広東語カバー。「愛の大将」というタイトルで、マッチの勢いのある楽曲を梅艷芳がパワフルかつ華やかにカバーした。
愛的替身
オイ・ディ・タイ・サン
1986年リリース。H2Oの「想い出がいっぱい」の広東語カバー。日本のアニメ「みゆき」のエンディングテーマとして親しまれた原曲を、譚詠麟が恋愛の替え玉をテーマにカバー。ノスタルジックなメロディーが世代を超えて愛されている。
暴風女神Lorelei
1986年リリース。芹沢広明の楽曲の広東語カバー。「嵐の女神ローレライ」というドラマチックなタイトルで、80年代J-POP風のアップテンポナンバーを譚詠麟が華やかに歌い上げた。
月半彎
ユッ・ブン・ワーン
1986年リリース。安全地帶「夢のつづき」の広東語カバー。半月の夜に恋人を想う切ないバラードで、張學友初期の代名詞的楽曲。玉置浩二作曲の美しいメロディを張學友の情感溢れる歌唱で歌い上げ、若き「歌神」の才能を証明した。
有誰共鳴
ヤウ・シュイ・ゴン・ミン
1986年リリース。谷村新司の「儚きは」の広東語カバー。「誰が共鳴してくれるのか」という孤独と共感を歌った張國榮の名曲。谷村新司の楽曲は香港で多くカバーされたが、本曲はその中でも屈指の完成度を誇る。
欲望野獸街
1986年リリース。田原俊彦「ジャングルJungle」の広東語カバー。「欲望の野獣通り」という挑発的なタイトルで、田原俊彦のダンスナンバーを梅艷芳が妖艶にアレンジした。
無人願愛我
1986年リリース。中森明菜の楽曲の広東語カバー。「誰も私を愛そうとしない」という孤独感を歌ったバラードで、同時代のアジアを代表する二大歌姫の競演とも言える一曲。
痴情意外
チー・チン・イー・ンゴイ
1986年リリース。玉置浩二の「碧い瞳のエリス」の広東語カバー。安全地帯の名曲を陳慧嫻が繊細な歌声でカバーし、香港ポップスの名バラードに昇華させた。玉置浩二の楽曲が香港で多くカバーされた時代の代表作。
讓一切隨風
ヨン・ヤッ・チャイ・チョイ・フン
1986年リリース。沢田研二「時の過ぎゆくままに」の広東語カバー。すべてを風に委ねるという潔い別れの決意を歌ったバラード。沢田研二の昭和歌謡の名曲を、譚詠麟がスケール感のある広東語バラードに仕上げた。
DON'T SAY GOODBYE
ドント・セイ・グッバイ
1987年リリース。徳永英明の「輝きながら…」の広東語カバー。別れの切なさを英語混じりの歌詞で表現した楽曲。日本のニューミュージック界の名曲を香港ポップスに取り入れた。
Oh Girl
1987年リリース。桑田佳祐の楽曲の広東語カバー。サザンオールスターズの桑田佳祐が生み出したポップなメロディを、譚詠麟が甘い歌声で軽快に歌い上げた。
冰山大火
1987年リリース。山口百恵の楽曲の広東語カバー。「氷山の大火」という矛盾した比喩で冷たさと情熱の共存を表現。梅艷芳が敬愛する山口百恵の楽曲を自身のスタイルで力強く歌い上げた。
愛情I Don't Know
オイ・チン・アイ・ドント・ノウ
1987年リリース。松田聖子「天使のウィンク」の広東語カバー。恋愛の戸惑いを英語交じりのタイトルで表現した楽曲で、松田聖子のアイドルポップスを林憶蓮が80年代香港のポップスに翻案した。
拒絕再玩
コイ・ジュッ・ジョイ・ワーン
1987年リリース。玉置浩二(安全地帶)「じれったい」の広東語カバー。恋の駆け引きにもう付き合わないという強い意志を歌った楽曲。張國榮の繊細でありながら芯の強い歌唱が、原曲のもどかしさを違った角度で表現している。
搖擺口紅
イウ・バーイ・ハウ・ホン
1987年リリース。松田聖子「Rock'n Rouge」の広東語カバー。揺れる口紅をテーマにしたポップチューンで、80年代日本のアイドルポップスを林憶蓮が香港のガールズポップとしてカバー。林憶蓮の初期キャリアを彩った楽曲。
月半小夜曲
ユエ・バン・シャオ・イエ・チュー
1987年リリース。河合奈保子「ハーフムーン・セレナーデ」の広東語カバー。半月の下で恋人を想う切ないセレナーデを李克勤が美しい歌声で歌い上げ、彼の初期の代名詞的楽曲となった。日本の楽曲と広東語ポップスの幸福な出会い。
獨行少女
ドック・ハン・シウ・ノイ
1987年リリース。原田知世「雨のプラネタリウム」の広東語カバー。一人歩く少女の孤独と自立を歌った楽曲で、角川映画のアイドルとして人気を博した原田知世の楽曲を、林憶蓮が香港の若い女性の心情として再解釈した。
發電1000W
1987年リリース。堀内孝雄の楽曲の広東語カバー。「1000ワットの発電」というユニークなタイトルで、梅艷芳のステージ上のエネルギーを象徴するかのようなアップテンポナンバー。
真空十九小時
1987年リリース。中村あゆみの楽曲の広東語カバー。「真空の19時間」という独特なタイトルで、ロックシンガー中村あゆみの力強い楽曲を張學友が初期のエネルギッシュな歌唱でカバーした。
第一次約會
ダイ・ヤッ・チー・ヨック・ウィ
1987年リリース。松任谷由実「時をかける少女」の広東語カバー。初デートのときめきを歌った甘いポップソング。原田知世主演の映画主題歌として日本で親しまれた楽曲を、林憶蓮が80年代香港の女性ポップスとして生まれ変わらせた。林憶蓮の初期キャリアを代表する楽曲。
胡思亂想
ウー・シー・ルン・ソン
1987年リリース。堺正章の「さらば恋人」の広東語カバー。あれこれと妄想してしまう恋心を歌った楽曲で、70年代の日本フォークの名曲を80年代香港ポップスに変換した。
不經不覺
1988年リリース。沢田研二の楽曲の広東語カバー。「いつの間にか」というタイトルで、ジュリーこと沢田研二の華やかな楽曲を張學友が自身のスタイルでカバーした。
夏日之神話
ハー・ヤッ・ジー・サン・ワー
1988年リリース。玉置浩二の「I LOVE YOUからはじめよう」の広東語カバー。夏の日の恋を神話に喩えた楽曲で、李克勤の若々しい歌声が印象的。玉置浩二/安全地帯の楽曲が香港で多くカバーされた好例。
太陽星辰
タイ・ヨン・シン・サン
1988年リリース。德永英明「Birds」の広東語カバー。太陽と星をテーマにした壮大なバラードで、張學友の若き日の歌唱力が際立つ。德永英明の楽曲は張學友によって複数カバーされた。
失去夢的少女
1988年リリース。五輪真弓の楽曲の広東語カバー。「夢を失った少女」というタイトルで、五輪真弓の叙情的なバラードを葉蒨文が深い感情を込めて歌い上げた。
局外人
1988年リリース。中森明菜の楽曲の広東語カバー。「部外者」というタイトルで、80年代を代表するアイドル中森明菜の楽曲を張學友が男性の視点で再解釈した。
情意兩心知
1988年リリース。德永英明「夢にだかれて」の広東語カバー。「愛情は二人の心だけが知る」という甘いバラードで、德永英明の切ないメロディを譚詠麟が情感豊かに歌い上げた。
找回童年
1988年リリース。河合奈保子の楽曲の広東語カバー。「少年時代を取り戻す」というノスタルジックなテーマで、河合奈保子のアイドルポップスを葉蒨文が大人の表現でカバーした。
推搪
トイ・トン
1988年リリース。大橋純子「Reaction」の広東語カバー。言い訳や逃げを意味するタイトルで、恋愛における躊躇いを歌った楽曲。大橋純子のファンキーな原曲を林憶蓮が都会的な広東語ポップスに仕上げた。
最愛的你
1988年リリース。倉橋ルイ子の楽曲の広東語カバー。「最愛のあなた」というストレートなラブソングで、倉橋ルイ子の美しいメロディを譚詠麟が甘く歌い上げた。
沉默是金
チャム・マッ・シー・ガム
1988年リリース。玉置浩二の「Friend」の広東語カバー。「沈黙は金」という哲学的なタイトルで、張國榮との共演曲としても知られる。玉置浩二の原曲の持つ友情のテーマを、人生の知恵として再解釈した名曲。
活在紀念中
1988年リリース。井上陽水の楽曲の広東語カバー。「思い出の中に生きる」というタイトルで、井上陽水の深い叙情性を鍾鎮濤が哀愁溢れる歌声で表現した。
給我親愛的
カプ・ンゴー・チャン・オイ・ディック
1988年リリース。サザンオールスターズ「いとしのエリー」の広東語カバー。「親愛なるあなたへ」という温かいタイトルで、桑田佳祐の名バラードを張學友が情感豊かに歌い上げた。日本と香港のポップス文化の架け橋的な一曲。
讓一切隨風
ヨン・ヤッ・チャイ・チョイ・フン
1983年リリース。日本の楽曲の広東語カバー。すべてを風に委ねる潔さを歌った楽曲で、ウィナーズ解散後のソロキャリアを築いた鍾鎮濤の初期の代表曲。80年代香港バラードの名曲として広く知られる。
貪貪貪
1988年リリース。荻野目洋子の楽曲の広東語カバー。「貪欲、貪欲、貪欲」というキャッチーなタイトルで、荻野目洋子のダンスナンバーを陳慧嫻がポップに歌い上げた。
Goodbye I love you
1989年リリース。玉置浩二の楽曲の広東語カバー。別れの切なさを英語タイトルに込めた楽曲で、玉置浩二の情感溢れるメロディを元ウィナーズの鍾鎮濤が哀愁たっぷりに歌い上げた。
冰點
ビン・ディム
1989年リリース。玉置浩二の「氷點」の広東語カバー。凍りつくような恋の痛みを歌ったバラードで、玉置浩二の楽曲が香港で数多くカバーされた中でも、陳慧嫻版は原曲の繊細さを忠実に再現した名カバー。
千千闕歌
チエン・チエン・チュエ・グー
1989年リリース。近藤真彦「夕焼けの歌」のカバーで、別れの切なさを壮大に歌い上げた広東語バラードの金字塔。陳慧嫻の透き通った歌声が印象的で、香港ポップス史上最も愛される楽曲の一つ。
夕陽之歌
ジッ・ヨン・ジー・ゴー
1989年リリース。近藤真彦の「夕焼けの歌」の広東語カバー。陳慧嫻の「千千闕歌」と同じ原曲だが、梅豔芳版は映画「英雄本色III」の主題歌として採用された。哀愁漂うメロディーと梅豔芳の深みのある歌声が、夕暮れの切なさを見事に表現。同じ原曲の2つのカバーが香港楽壇で同時に大ヒットした伝説的エピソード。
夜了點
イェー・リウ・ディム
1989年リリース。竹内まりやの「幸せの探し方」の広東語カバー。夜が更けた頃の物思いを歌った楽曲で、竹内まりやのシティポップを陳慧嫻が洗練された広東語ポップスに昇華させた。
夢的途中
1989年リリース。来生たかおの楽曲の広東語カバー。「夢の途中」というタイトルで、来生たかおの洗練されたメロディを葉蒨文が都会的なセンスで表現した。
心碎巷
サム・ソイ・ホン
1989年リリース。小比類巻かほるの「NEVER SAY GOOD-BYE」の広東語カバー。心が砕ける路地という詩的なタイトルで、失恋の痛みを歌った楽曲。小比類巻かほるのダンスポップを林憶蓮が情感豊かにカバーした。
怨偶
1989年リリース。高橋真梨子の楽曲の広東語カバー。「恨みの二人」という意味深なタイトルで、高橋真梨子の大人のバラードを張學友がドラマチックに歌い上げた。
暗戀你
アム・ルン・ネイ
1989年リリース。浜田省吾の楽曲の広東語カバー。密かな片想いをテーマにした切ないバラードで、張學友の繊細な感情表現が光る初期の佳作。
歲月流聲
ソイ・ユッ・ラウ・シン
1989年リリース。竹内まりやの「NATALIE」の広東語カバー。歳月とともに流れる音楽をテーマにした楽曲で、竹内まりやのポップセンスを陳慧嫻が香港の感性で見事に再現した。
流浪花
1989年リリース。中島みゆき「ローリング・エイジ」の広東語カバー。「流浪する花」というタイトルで、中島みゆきの力強い楽曲を呂方が漂泊感を込めて歌い上げた。
真情流露
1989年リリース。飯島真理の楽曲の広東語カバー。「真心があふれる」というタイトルで、『マクロス』で知られるシンガー飯島真理の楽曲を陳慧嫻が透明感ある歌声でカバーした。
藍月亮
ラム・ユッ・リョン
1989年リリース。玉置浩二の「月に濡れたふたり」の広東語カバー。青い月明かりの下でのロマンスを歌った楽曲で、李克勤の透明感のある歌声が原曲のロマンチックな雰囲気を見事に表現している。
親愛是疼
1989年リリース。財津和夫「サボテンの花」の広東語カバー。「愛しさは痛み」というタイトルで、チューリップの財津和夫が作った名バラードを譚詠麟が切なく歌い上げた。
輕鬆
1989年リリース。B'zの楽曲の広東語カバー。「リラックス」というタイトルで、日本を代表するロックデュオB'zの楽曲を陳慧嫻が軽やかなポップスに仕上げた。
青蘋果樂園
チン・ピン・グオ・ラ・ユエン
1989年リリース。少年隊の「What's your name?」の中国語カバー。ジャニーズのアイドルソングを台湾のアイドルグループ・小虎隊がカバーし、台湾アイドルブームの火付け役となった。日本のジャニーズ文化が台湾に与えた影響を象徴する楽曲。